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どうして似たような賃貸しかないの?

どうして似たような賃貸しかないの?

こんにちは!
シゲです。

お金のことや、
収益不動産のことを書いていて、
建築のプロである一級建築士の僕に
質問をいただいたことがあります。
 
質問をいただいたのは
僕が沖縄に家族で行った時に
AirBnBを通して
宿泊先としてお世話になった
稲福 麻里さん 
感動的なミニマル空間の
稲福家のAirBnB体験をまだ記事にしていなかった!
またするね!
 
でもって、質問とは、、
 
「こんにちは!お久しぶりです。
平松さんの一番最近の記事について思う事がありまして。
東京暮らしが長かった私はいつも疑問に思う事がありました。
なぜ賃貸物件はどれもこれも似たり寄ったりなんだろうと。
シゲオさんがおっしゃる通り、
どの大家さんも最低限の投資しかしたくないから
設備も間取りも最低限のものが星の数ほどできてしまい、
相場がこれくらいだからという理由で
そのオンボロアパートに7万だの、8万だの払う訳です。
でも相場でなく物の価値として見た時に、
こんな物件にそんな高いお金払うってバカバカしいというか、
ほんと悲しくなります。
(後略)」
 
麻里さんどうもありがとう!
僕が家業の建築業をしていて、
アパートオーナーのお客さんから
「入るかどうかわからんで、サイテーで直しといて(名古屋弁)」
って言われたのに
ご自宅はしっかりリフォームされるほど余裕がある
という事実に気づいたという
不動産賃貸業の魅力への気付きがあったわけです。
これはロバート・キヨサキ著
「金持ち父さん貧乏父さん」
(Amazonはこちら → http://amzn.to/1YtOHN6
を読むことで発見になりました。
 
大家さんにはメリットの有る
不動産賃貸業ですが、
ある種の訳があって、
世の中にはマリさんも言うとおり、
似たようなものばっかりですよね。
それはなぜかというと、、、
もう何と言っても『コスト』のせいです!
 
貸す側は、
まずもっては、借り手のことなんか
考えちゃないんですよね~。
 
自分が利益を上げるために作ってるので、
・横に並べて、
・縦に積んで、
・効率を最大限にして、
・設備は最低、
・ボリュームゾーンへの供給を目指すので、間取りも似たものばかり
になっちゃうんですよね。
 
でも、これでは、
時代の流れとともに、
物件がダブつき、
借り手がいなくなるので、
差別化のニーズがうまれます!
 
麻里さんはメッセージでこう続けていました。
『私はアパート経営に興味があります。
住む人も、貸す人もハッピーになれるような
素敵なお部屋を相応の値段で貸したいって思います。
それって現実的に難しいのでしょうか?
やり方次第で出来るような気がしてなりません。』
 
そうですよー!
それは絶対に求められています!
 
実際に僕の知った方は、
・フェラーリレッドの色に塗装された玄関扉の物件
・オリジナルオーダーキッチンを採用した物件
・新築で高性能外断熱工法マンションのモダン物件
・1階に車庫併設の車好きのための物件
・畑のあるアパート
・イタリア建材を直輸入し作ったモダンマンション
・やりたい人を募ってワークショップでDIYリノベした物件(僕が企画)
・コミュニケーションをテーマに黒板塗料でリノベした物件(僕が企画)
・無垢の床を採用したナチュラルリノベーション物件(僕がプランニング)
などなどいろいろ挑戦されてますね!
 
(これらは、僕が賃貸を意識していた
 かなり前の物ばかりなので
 もっと最近はいろいろあるんじゃないかな!)
 
僕は
究極的には
住まいはハコなので、
どんな物件でも
自分で味付けしちゃえばいいんじゃないの?と
思ってるところもありますが、
『大家業』とは
その土地のパトロンだと思ってます。
 
地域の文化をつくる存在です。
だから、その地域が豊かになるような、
『住まい』を提供してもらいたいですね。
 
麻里さんが提供される
賃貸物件なんて
最高なんじゃないかな!?
 
僕は、考えすぎの一級建築士として
住まい方の選択肢を増やすというミッションがあるんだけど、
今まで、
・リノベーションという言葉がなかった頃から挑戦していた大型リフォーム
・供給初期に採用した戸建住宅賃貸
・無垢の床を採用したナチュラルハウス『子供と暮らす小さな木の家』
・ライフスタイルを提案する『人生の波に乗るサーファーズハウス』
・趣味で取り組んでいる『トレーラーハウス』
・ぜひやってみたい『二地域住居=デュアルライフ』
なんていう住まい方の選択肢を
自分なりに模索してきました。
 
真理さんの素敵な賃貸を
楽しみにしています!

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